賞美期限とやら

帰り際のお客様に、「次はいつごろ来れば良いですか?」と聞かれる事があります。


「気になったらいらして下さい。」もしくは、もう少し具体的に「〜〜〜が気になったらいらして下さい。」と答える事が多いのですが、これには少し訳があります。



今、美容室では"次回予約"というのがスタンダードになってきているのですが、これを当たり前にやって来た事に対して疑問を持ち始めております。


ずっと同じヘアスタイルをキープしたい方や、白髪を定期的に染めたい方に関しては、次回予約は便利なのですが、


"ヘアスタイルを楽しむ"


"新しい自分を見つけたい"


"気分を変えたい"


などといった、お客様の"気持ち"の部分に関してはあまりフィットしていないように思うのです。


もっと言うと、「今はあの美容師(那須)さんに会いたくない」とか、「会って話したい事がある」という気持ちも無視しているように感じる時があるのです。(ちょっと考えすぎかもしれません 笑)



ある程度の定期メンテナンス的な要素は美容にも必要なのかも知れませんが、ヘアスタイルは車やバイクの定期点検とは意味合いが違うはずです。



こんな風に感じた事はないでしょうか。


パーマが少し取れかけてフニャっとしていた時が好きだった!


カラーが少し落ちて透けてきた時が綺麗だった!


カットが癖に馴染んできて扱いやすくなった!


これらはずっと続く事ではなく、期間としては短いように思うのですが、そういう"感覚"を大事にする事で、その方の美容に対する幅や、新たな発見があるのではないかなと思っております。



前回来店した時から次のご来店まで、ずっと良かったというのが理想ではありますが、

"どこか"でその方の美意識から外れてしまう日が来るのがヘアスタイルです。



その"どこか"が賞美期限なのだと思うのですが、それを意識して敏感に感じ取ることをお客様にして頂けたらなと思っております。



そうする事で自然と美意識というものは向上していき、人はどんどん綺麗になっていくのだと思います。



だからこそ、「気になったらいらして下さい。」と今はお伝えさせて頂いております。



それは決して先延ばしにするのではなく、気になったまま何日も過ごさないで下さい。


美意識が鈍感になって、タイミングを逃してしまいます。


去年身を持って体験致しました。笑



VINE PINKのとてもお洒落なお客様。

いつも良い刺激を頂いております。




京都 北山サロン SAIen.那須











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